もしかして声フェチかもしれない

好きなものを好きなだけ。

小さな村の世代を超えた物語「HONOR〜守り続けた痛みとともに〜」 感想

お久しぶりです。

この間のPARAMUSHIR放送に合わせて、WOWOWに加入しました。

その時に過去公演も放送したので録画して改めて観たところ、「HONORやべえ」ってなったので感想をあげたいと思います。(遅い)

 

この物語は北海道恵織村のお話です。

あらすじは引っ張ってきましたので下記をどうぞ。

 

物語の舞台は、北海道のとある小さな村“恵織村”(えおりむら)。

アイヌ語で「名誉」の意味を持つこの村では、毎年、神木に祈りを捧げ、一年の平和を願う祭りが開催されていた。

終戦後、五作が村へ帰ると、村祭りの会場で事故が起きていた。それからというもの、この村で祭りが行われることはなくなり、やがて村の人たちは神木のことすら忘れていく。そしてただひとり、五作だけが、山にこもり神木を守り続けていた。

時が経っても、不思議な話ばかりする五作を、大人たちはホラ吹きと疎ましく思うようになっていた。だが、門田、光太、花男、秀一の4人の小学生だけは別だった。彼らは五作の話に耳を傾け、空き地で太鼓職人の五作から太鼓の手ほどきを受ける。しかし中学、高校と、成長するにつれ五作との距離は遠のき、そのかわり彼らはバンド活動に熱中していく。そして高校卒業と同時にやってくる別れのとき。彼らは、別々の人生を歩むことになる。2007年、彼らは33歳になっていた。五作が倒れたという知らせを受けて、久しぶりにふるさとで再会した4人。すっかり寂れてしまった村に驚いた彼らは、恵織祭りを復活しようという話で盛り上がり、五作のホラ話のなかでも一番スケールの大きかった話を実現させようとする。

 

私が最初にこれを観たのはBlu-ray boxを買った時でした。LOSSERから悪童までの6作品の中で一番最後に観た作品です。

 

なぜ1番最後かというと、どんなテーマかわかりづらかったから笑

他のは大体分かるんですよ、「新撰組だなー、音楽家だなー家族ものだなー」って。

HONORってあらすじ見ても、言い方悪いですけどフワフワしてる感じがしてよく分かりませんでした。

まあでもせっかくあるし、ファンから名作と言われてるらしいから見よっかなと思いまして1年くらい前ですかね、観ました。

 

初見の感想としては「うん?待ってこれいつからいつまでの話なの?」

何しろ3世代に渡るお話だから展開が早い早い。シゲさんの孫が音尾さんで、えっさっき出てきた人とは別か!みたいな。

 

5人しかいないというハンデ(むしろ私は5人だけの舞台が好きなので全然いいんですが)からか、はたまた私の理解力のなさか。

 

なので「最後の太鼓かっこいいなー」くらいで特に何も思わなかったんですよね。

 

ただ、劇中歌はHONORが1番好きで、本公演の時にサントラを買ってしまったくらいです笑

 

 

そして今回、改めて観ました。

 

 

もう鳥肌、感動がやばい。

 

名作でした。名作というかスケールが大きい。

よくこんな濃密な話を2時間にまとめたなぁと思いました。

 

初見では理解できなかった冒頭のシーン。

老いた彼らは今でも太鼓を続けてるんですよね。この、冒頭のシーンから過去に遡ってまた同じシーンに戻ってくる、という構成は、PARAMUSHIRと似てましたね。

 

東京に出た4人が電話をするシーン。

私が今社会に出ようとしている大学生だからか分かりませんが、胸にきました。

中々本音で話せないんですよね。

それは恥ずかしさもあるし、なにより見栄を張りたいからっていうのもあると思います。

それから、それぞれのうまくいかなさ加減がリアル。社会人経験のあるリーダーだからこそですかね。

 

花男くんにだけでかい白樺が送られてきたのには笑いましたが、一生懸命育ててましたね。

 

少し戻りますが、戦争で五作が招集されるシーン。どことなく桜庭さんと被ってしまい、ツイッターで「五作と桜庭さんはどこかで出会ってたのかも」という意見を観た時にあぁ繋がってるのかも…なんて思ってしまいました。

 

今回の女装No.1は間違いなく花ちゃんですね笑

めっちゃ綺麗。あとセクシー。

 

これはずるいわ。おかまじゃないよ、完璧な女性に見えました。

 

勿論ちえもモリ子も好きなんですけど!

特にちえは本当にいそうな女の子って感じがして音尾さんが「ウチの看板女優」と絶賛されるのも納得です。

 

私が1番好きなシーンが秀一と亡くなった五作が対面するシーン。

ここが好きで何回も観ています。

 

ここがこの2人っていうのもまたいい味を出してるんですが。

「死んだ人に会えるのは心が綺麗な正直者だけ」という設定がいい効果を生んでましたね、寺の息子は嘘つかないもん!

 

ここの大泉さんの演技が素晴らしい。

キャラクターで言ったらもっと好きなキャラはいますけど、大泉さんの好きな演技はって聞かれたら間違いなくここです。

 

はなちゃんから訃報を聞いたときの「そっか…しっかりね、花男くん」が、電話の向こうではなちゃんが泣き崩れているのが見えました。

 

自分が相対している五作さんはもうこの世にはいないと分かってからの気持ちが抑えられない感じがもうもらい泣きしそうです。

 

途中までは明るく話すんですよね、でも堪え切れなくなって、

法被を見せながら「みんなでまた太鼓叩こうよ……!!」

ここがもう!!!もうだめ……

叩こうよ、の声の震え具合が、でも叫ばずにはいられない切なる思いが伝わってきます。

それをとても穏やかな笑みで見つめる五作さん。もうどうしようもない現実を実感させられてしまう。

 

あぁもう本当に好きです。ここからラストシーンまでの流れが完璧すぎる。

 

太鼓シーンの花男くんが五作さんを見る表情でより気持ちが揺さぶられます。

 

 

 

そして本当のラスト。

「ひさびさに大きな声でも出しますか!」

「「「たまやーーー!!!!」」」

 

ちえー五作ー!良かったねー!!

 

 

こんなに心を揺さぶられる物語だったとは…!

リーダーすごすぎる。

これがあの舞台の中で展開されていたとは。

 

ただやっぱり展開上分かりづらい部分もあったので、アンサンブルの方がいたらもう少し理解しやすかったかなぁと思わないでもないです。

でも私的には5人だけの舞台にとても惹かれるので…うーん難しい

 

これがPARAMUSHIRから10年前に作られたこと、五作さんが亡くなってから50年経っていること、あの寄せ集め部隊が散ってから50年経った時に慰霊に行けたこと。

偶然かもしれないけどそうじゃないかも。

不思議な繋がりを感じてしまいます。

 

次は下荒井の感想書きたいなぁ。

 

【ネタバレあり】TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR 〜信じ続けた士魂の旗を掲げて〜」 感想(改)

2/17のPARAMUSHIR記事から1ヶ月以上ですが、また本公演の話です。

 

ありがたいことに3/21に1回、3/27に当日券で1回、そして本日ライブビューイングで1回、計4回観劇することができました。

 

座席はふらーっと行った27日の当日券が1番いい席でした。欲張らないって大事ね笑

 

前回の記事では好きなところと「うーん」と思ったところを書き連ねましたが、回を重ねるごとに少しずつ印象が変わったので、記録も兼ねて綴ろうと思います。

 

千秋楽を迎えたので、いないとは思いますが「ネタバレ見たくない」、もしくは「DVDまで待つ!」という方はスクロールされないことをお勧めします。

 

 

前回私は「登場人物が掴みづらい」と言いましたが、単にそれは私の理解力不足ということが分かりました。

 

特に水島軍曹に関しては、ポツダム宣言受諾後の気持ちの揺れがあるものの「自分も人の為に戦ってきたから」という確固たる理由のもと、戦いに挑んでますよね。

なんで私ここ観てたはずなのに分からなかったんだろう…。

 

 

桜庭さんはおそらくガダルカナル島での戦いや家族の死で壊れてしまった心が、缶詰工場の彼女らによって変わったんですよね。

 

ただ、そこまでの心情があまり描かれていないように思えたので「うーん」となってしまったのだと思います。

 

ただ、言うならば0だった桜庭さんの気持ちが彼女らによって100に上がったのかなと。

じわじわではなく、急激に。

180度の気持ちの変化だと思えば、死ぬ気で誰かを守ろうとする気概も分かります。

 

「歌に心を打たれたから、でいいじゃないか」と言われそうです。すみません。

 

私に感情的なものが欠落しているのかもしれませんが、だったらもう少し丁寧に描いてほしかったなと。

後から説明されるだけでは汲み取り辛かったです…。

 

 

 

さて、もうひとつの「うーん」ポイント。

NACS5人だけのシーンでの台詞の繋ぎがわざとらしく感じる点。

これは本日のライブビューイングでは、ほとんど気になりませんでした。

 

ライブビューイングでは、カメラが切り替わって色々な人の表情を映します。

台詞を言っていない人、つまり聞いている人も映ります。

私は生で見たときに、台詞を言っている人ばかりに目がいっていました。

そのため、会話シーンが「台詞を言っている人」「待っている人」で構成されているように見えてしまいました。

しかし、今回「待っている人」の表情をカメラがガンガン映してくれました。

そのおかげで、いろんなことを考えながら話を聞いているということが分かり、スムーズな会話に聞こえました。

 

やっぱり見方ひとつで変わるんですね。

ライブビューイング行ってよかった。

 

 

あと、ライブビューイングを見て分かったところがあります。

最後の戦闘シーン。小宮少尉が自決しようとするんですね。初めて気がつきました。

 

過去3回では、オペラグラスで音尾さんばかり追っていたので(子魚です)、リーダーの動きまで見ていませんでした。

「全体が映るから音尾さん見えないなー」なんて思ってたら、突然小宮少尉がこめかみに銃を。

 

 

衝撃で声が出そうになり慌てて口を押さえました。

しばらく頭がそれでいっぱいでした。

あんなに強くてまっすぐな少尉が何故。

しかも戦闘の途中なんです。終わり頃じゃないんです。まだみんな闘ってるんですよ。

 

しかし思い留まります。最終的に5人で突撃するからだ、というメタ的なものは置いておきます。なぜ思いとどまったのか。

勇気が足りなかったのか。残される家族のためか。

私にはその答えは出せませんでした。

 

敗戦の知らせを受けて、自暴自棄になり刀や銃で自決しようとした水島や「安心して死ねます」と言っていた矢野とは比べ物にならないくらいリアルに映りました。

葛藤し上を向いて悲痛な表情をする小宮少尉の姿はしばらく頭にこびりついて離れないと思います。

 

銃弾に傷つき、顔を歪めるそれぞれの表情がアップで抜かれるたびに「あぁっ…!」と声を漏らしそうになりました。

その瞬間は、彼らを役者ではなく戦う兵士として見ていたと思います。

 

「缶詰工場の女子従業員400名を守ったのは実話」と知り、驚きました。

あんな戦場で他人のために命をかけた人たちが本当にいたのか。私だったら無理です。

 

最初は「あんまり笑いがなくて重いなぁ」と正直思っていましたが、そんなこと気にならなくなりました。

その分、カーテンコールめちゃくちゃ面白いですしね笑

 

3年後、どんな題材かは分かりませんが幸せなラストが待っていることを願います。

観に行けたらいいなぁ。

 

 

 

 

 

TEAM NACS 第16回公演 「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」感想(ネタバレあり)

見てきました。TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」

今回は愛知県にある東海芸術劇場というところでした。

 

ここから先はネタバレになりますのでこれから見る予定の方、見たけど感想とか見たくない…!という方は回れ右をされることをお勧めします。

今回、少し思うところがあり賞賛ばかりの感想ではありません。それでもいいよ!という方は下の方へ……

 

 

 

……はい。いいですね?

 

今回私は初めて生で本公演を観劇しました。

そのためあまり詳しくないゆえ、勘違いなどあるかもしれませんがどうかお許しください。

 

まず個人的に好きなところ

いつものことながらOPがめちゃくちゃカッコいい!東海市だけなのかもしれませんが、暗幕が墨でデザインされてるんですよね。それが映像と合っていてワクワクしました。

 

今回も音楽はNAOTOさんが担当されていたそうですが民族っぽくもありスタイリッシュで耳に残ります。

悪童やWARRIORのように舞台上で動きがあるOPも好きですが、この始まるぞ!という気持ちを高めてくれる演出も素敵でした。

途中で実際の戦争の写真が挟まって、「そうだ、これ実話だった」とハッとさせられました。

 

戦争の話ということで戦闘シーンとかどう演出するんだろう…と気になっていましたがそこはリーダー!流石の大迫力でした。

特に途中のアンサンブルとNACSが乱れて共に戦うシーンとか、よく見るとそれぞれの動きの細かいこと…!稽古大変だっただろうなぁ

 

次、衣装がかっこいい。今回はダントツでリーダーの衣装が好きです。また似合うんだもん、この人笑 リーダーは指揮官が似合いますね。

個人的にシゲさんの少年っぽさが好きでした。

悪童のDVD見ても思いましたが、無邪気な役が似合う!(ご本人もとても無邪気で素直な方ですけど笑)

 

あとやっぱり5人だけの会話シーンがダントツの面白さですね。とくに今回はこういったテーマなので、このシーンで少しホッとできるというか。5人とも実際にお父さんになられているので、家族の話をしているシーンはなんかジーンときてしまいました。NACSのみなさんはどんな心情で演じられていたのでしょう?気になる…!

 

あぁこれだときりがないので一旦切ります!

 

次は悪いところ、というか「うーん」と思ってしまったところ。

 

まず登場人物が全体的に掴みづらい。水島(大泉洋)は最初は突撃を一切躊躇うことない人物でした。しかし敗戦を知ってから、生き延びることを選択しました。

そこはいいんです。問題はその後。

他の4人と出会ってみんなで島を守ろうとなるのですが、そこまでが急すぎて「???」ってなりました。

他の人たちもそう。桜庭(安田顕)が缶詰工場で働く女性たちの暖かな心と歌にほだされて自分たちを砦として彼女らを逃がそうとするのですが、そこも…

もう少し彼女たちとの交流が描かれていたら桜庭の行動にも納得がいったのですが、療養所で絶望しているところから戦いに臨むまでの展開が早く戸惑ってしまいました。

 

あと、先ほど述べたNACS5人だけの会話シーン。ここの会話自体はとても楽しめました。

しかし台詞まわしというか、台詞の繋ぎがワザとらしく感じてしまいました。

例えば彼らが順に自らの過去を話していく場面で、さっきまで仲良くワイワイしてたのに急に暗ーい雰囲気に変わるんです。

それも自然な流れであればひっかからなかったと思います。

例えば下荒井(下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム)の大洋が「迷惑かけるために帰ってきたんだよ!」と激昂するシーン。

あのシーンはそれまでヘラヘラと本心を隠してきた大洋が兄弟たちにやいのやいの言われてバーンってなりますよね?…少し記憶曖昧なので間違ってたらごめんなさい。

このように流れが自然だと物語に入り込んだままいられるんです。

しかし今回のように「過去を話す必要があるから順番に話を振っていく」という目的が透けて見えてしまうと、ワザとらしく感じられてポーンっと物語の世界から出てしまうんです。おそらくこのシーンの前から感じてた違和感がよりそうさせるんでしょうけど。

 

あと、矢野(音尾琢真)の過去が明かされなさすぎる…!ごめんなさいこれはファンのエゴでした笑(だって頑なに昔の話するの拒否するから何かデカイ爆弾持ってると思ったらそのままなんだもん…)

 

そう感じるシーンがかなりあって、個人的にあまり集中できませんでした。

でも周りの方々、私の母も含め号泣してたので「あれ?私おかしいのかな…?」と不安になりました。元々作品を見て感動して泣くことはないので、涙は出ないと思ってましたが。感動よりも違和感の方が大きくなってしまったようでした。

 

リーダーが「終戦後にもまだ戦い続けて守り続けた名もなき兵士たちがいた」という事実を知って欲しくてこのテーマにしたことは知っていました。

しかし、そのテーマを伝えたい思いが強過ぎて登場人物のリアリティーさや、苦悩がかなり簡略化されていたように感じてひとつの物語として見るには、どこか欠落しているような気がしてなりませんでした。

やっぱり2時間にまとめるにはどうしても省略しなきゃいけないのかな…?

 

ということで、勿論面白かったのですが、消化不良でもある印象を受けました。

しかしこの舞台をTEAM NACSがやらなければ、この壮絶な戦いを知ることはこの先もなかったでしょう。

そういう意味ではとてもよい舞台でした。

リーダーが今あえてこのテーマを選んだ覚悟とか詳しいことは分かりませんが、相当悩まれたのかなと思います。

ファンミやジャンボリーを北海道でしかやらないこだわりを持つ彼らですが、知名度と人気のある彼らがこのテーマで芝居をすることも、また違った北海道へのお返しになってるのかもしれないと思いました。

ありがたいことに東京公演にも1回入らせていただきます。その時はまた見方が変わっていて、一転して大絶賛してるかもしれませんが、暖かく見守ってください笑笑

 

 

追記

改めて感想を書きました。

 

 

 

 

 

心暖まるエンターテイメント「泥棒役者」 感想 (ネタバレあり)

観てきました。丸ちゃん初単独主演映画。

 

もう予告の時点から、というか出演者の時点で期待値上がりまくりですよ。

丸ちゃんにはコメディーが合いますね、うん。

一回くらいめちゃ闇抱えた犯罪者の役とかやってほしいけどね(デスノートのLみたいな)

 

※以下ネタバレ含む感想です※

 

 

 

まず丸ちゃんフワフワパーマ可愛い〜〜!!

パチアパの時のゆるふわ色気ダダ漏れのパーマも良かったけど、これはこれでいいね!

 

そして彼女が高畑充希!はい勝訴!

彼女が「天ぷらを早く食べて欲しかったのに…」と嘆いた時に「待ってようと思って」っていうはじめくん、まじ丸ちゃん(?)

このセリフを2回繰り返すところにすこーし頑固さというか決めたことは譲らないという信念が感じられて好きです。

 

そんな彼女とデートの待ち合わせをしていた時に過去の泥棒仲間が現れます。

宮川さん完全チンピラでした。関西弁の威力よ。

彼女に過去のことをバラすと脅され、あるお屋敷に忍び込む泥棒仕事を手伝うはめに。

そこに居たのはクセの強い屋敷の主人、絵本作家の前園俊太郎(市村正親)でした。

前園から新しい編集者だと間違われ、セールスマンと本物の編集者からは主人だと間違われ、その度にはじめはその人になりきってウソをつき通します。

 

このやり取りがまた面白い。

見所(?)の市村さんの裸エプロンには笑いが起こっていました。

この人ちょっと変わり者で、基本的にはじめの嘘を信じるんですよね。

その度にはじめが「あぁ…」って罪悪感感じちゃうんですけど。

 

最終的にはじめの嘘が主人にバレて「見逃す代わりに童話を描け」と脅されてしまいます。

その時にはじめのひねり出したお話がめっちゃブラック笑笑

早くに親を亡くし友達も出来ず、先輩に誘われ泥棒の道へ進んでしまったと話します。

ここで主人が、彼に同情するではなく、甘えるな!と叱咤激励するのがいい。

 

実はもう主人は絵本は描けなくなっていました。大ヒットした「タマとミキ」の続編を望まれるものの、なくなった妻と自分をモデルにしたため、妻の気持ちが分からないままでは続編は描けないと。

 

ここからの展開が面白い。

編集者とセールスマンも巻き込んで4人で新しい童話を考えます。みんなであーでもない、こーでもないと話し合い、ひとつの物語が出来上がりました。

しかし編集長は「タマとミキの続編でなければ受け取らない、でなければ辞めてもらう」と突き放しました。

 

正直この時「あぁ、この新人編集者が編集長を説得して新作を出版してバカ売れするんだな」と先の展開を予想してました。

 

しかしそうではありませんでした。

なんやかんやで金庫を開け(省きます)、「タマとミキ」の原画の中から1通の手紙を見つけます。そこには妻の想いが書かれていました。

しかし、タマとミキについては書かれておらず、これでは妻の気持ちが分からないと嘆く主人に、はじめは言います。

 

「「いつも思っていることと逆のことを言ってしまう、素直になれなくて」と書いてあるでしょ?奥さんはちゃんと気持ち伝えてるじゃないですか!タマとミキを逆から読むと?」

 

きみとまた…

 

こうしてタマとミキの続編を作ることに決め、はじめも泥棒の世界から完璧に足を洗ったのでした。

 

いやー長くなりましたけど、結論としてはめちゃ面白かったです。

最後には心がポカポカ暖かくなりました。

 

個人的にいいなと思ったのは

 

①ご都合主義がひどくない

②みんなそれぞれ何かを抱えてることが分かりやすく、でも決して軽いものではない

                 という点です。

 

隣人の売れないyoutuberの彼は、4人が楽しそうに作品を作る姿を羨ましそうに見つめますが、結局は嫉妬して苦情を言いに行きます(そのおかげで助かったんですけど)

 

はじめを脅した泥棒は捕まることはなく、最後にはじめが渡した手切れ金を「いらない」と最初は突っぱねますが、結局ちゃっかりもらっちゃいます。

 

youtuberの彼は、セールスマンから画材を買って新しいスタイルで動画配信を始めましたが、再生数はそこまで伸びません。

 

そう簡単には上手く回らないんです。

そこがなんとなくリアルで好きでした。

 

監督は丸ちゃんにやって欲しくてこの役をあてがったらしいですが大正解だと思います。

大貫はじめという人物がとても愛しくなりましたし、彼女と幸せにな!ってなりました。

 

あと、屋敷の内装が絵本作家の家だからなのか

ファンタジーっぽくてリアルとのギャップを感じられて良かったです。

 

 

賞をとったり、ものすごく話題になる映画ではないかも知れませんが、見終わったあとに心が暖かくなると思います。

 

(エンドロールの後日談の後、応答セヨのサビと共に「応答セヨ 関ジャニ∞」と流れてきた時はかなりグッと来ました)

「関ジャニ'sエイターテイメント ジャム」 雑記

はい。やっと夏コンの記事です。

 

今回私は母親と8/14の東京ドーム公演に参加しました。

なぜ母親を連れて行ったのかというと、関ジャムを見たりジャムCDを聞いているうちにじわじわとエイトにハマってきていたからです。

「沼に沈めるなら今しかない!」ということで、半ば強制的に参戦させたのです。

 

とはいうもののジャニーズのコンサートは初めての母親。

私が見ていたエイタメのDVDを衣替えをしながら流し見はしていましたが、マナーやルールは初心者。

 

まあとりあえず双眼鏡を持ってLet's go!

 

母親はグッズをたくさん買うことにあまりいい顔をしていませんでしたので、必要なものだけ買おうと「パンフとタオルを下さい」とお姉さんに伝えました。

 

すると横から「あっバッグも下さい」

 

???あれ…?

 

「こんな安っぽいバッグ買う人なんているの?」と鼻で笑ってませんでしたっけ?

 

その場の雰囲気とは恐ろしい。

ドーム周辺にジャムバッグを持つeighterさんがウヨウヨいたのでそれを見たら欲しくなったそうです。

 

もうこの時点でかなり染められてきている…。

 

その後近くにコナンプラザを発見し予想外の出費をしつつホテルへ。(重度のコナンヲタク)

 

17:30。夏の暑さと疲れで爆睡した我々はドームへ行くための準備を始めました。

 

ちょっと大倉くん意識した緑のTシャツなんか着ちゃったりして。

 

今回の座席は直前まで分からないQRコードでしたが、41ゲートだった我々は天井席でした。

 

「ま、まあこの方が全体見えるし落ち着いて観察できるよね」と、誰に向けているのか分からない言い訳で自分を宥めつつ、座席へ。

 

後はひたすら待つのみ。

 

 

記憶力が皆無のため、ここからぶっ飛ばしますが、終了後の母親がカナダにいる姉に向けて「関ジャニ∞すごかった、ジャニーズなめてた」となんの脈絡もないLINEを送ったことだけお伝えします。

 

ここから母親は大倉担になり、ananを取り寄せたり歌番組で大倉くんが映ると崩れ落ちたりする病にかかりましたが、それはまた別の記事で。

迫力で魅せた「WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン」

悪童のあとはWARRIORの感想です。

 

私は悪童→下荒井→LOOSER→COMPOSER→WARRIORの順番でDVDを観てまして、記憶の新しいものから忘れないうちに感想を書いていこうと思う次第です笑

まず簡単にWARRIORのあらすじを

この国の大きな危機を乗り越えるためにサムライ達が戦った時代を、後の世は「戦国」と名付けた。野望を持ち、世の頂を望む者。それを信じ、命を捧げる者、そして裏切る者。必然の出会いを経て、運命が交錯し往く道は複雑に絡み合う。戦国の世を生きた5人の男たちとともに、アリナシを超越した戦国観が描かれる。

 

 

私は歴史に詳しくないので信長→秀吉→家康の順で天下を取ったということしか知りません。

ですが、お芝居の中で自然と説明をしてくれたので場面を理解することができました。

(初見時は混乱して一度停止して整理しましたが)

 

まず何と言ってもOPですよ。

このOPは私が今まで見てきた5作品のうち1番好きです。印象深いです。

すっごい当たり前ですけど、めちゃくちゃカッコよくないですか。

あんな激しい曲の中、殺陣でかっこよく登場されたら滾りますよ。

テンションは最高潮でした。NACSかっこよすぎ。

もちろんOPだけでなくその他BGMも芝居を盛り上げます。今回のBGMはどれも素晴らしい。

 

ではここからそれぞれの役の感想を述べていきたいと思います。

 

柴田勝家(森崎博之)

もうこの人は本当にバカ。褒めてますよ。

ゴリラと言われて喜ぶし、肥溜めに捨てられた自分の草履を普通に履くし。

なんというか突き抜けて良い人なんですよね。

でもそれはリーダーがやったからこそだと思います。

私は本当の柴田勝家がどんな人物だったのかは知りませんのでもしかしたら歴史に詳しい方は違和感を感じたかもしれません。

でもこの役を仮に大泉さんがやったらどうでしょう。なんか違う感じがしませんか笑

リーダーのやる役ってリーダーという存在ごと役を見れるんです。しかもそれが絶対にマイナスに働かない。

なかなかすごいことだと思います。

でもあのOPの両手で刀を受け止めて不敵に笑うシーンはよかったなぁ。あの表情最高です。あの人負けねぇって思います。

 

 

池田又兵衛/徳川家康(安田顕)

今回の主人公です。いわば家康と又兵衛は正反対の人物。似てるところといえば部下を大切にするところでしょうか。

その演じ分けが最高にうまいんですよね。

しかもそれが3パターンある。

本当の家康と又兵衛と家康になる決意をした又兵衛。

 

少し話が逸れますが、私は名探偵コナンが好きです。その中の主人公江戸川コナンの声優が高山みなみさんというんですけど、この人はすごいです。

工藤新一は高校生なので小学一年生のコナンと声が違います。しかし、新一の幼少期を描くときはまだ声変わりしていない頃なので端的に言えばコナンと同じ声なのです。(分かり辛くてすみません)

しかし高山さんは演じ分けるんです。聞いてもらえればわかると思いますが、明らかに江戸川コナン(工藤新一)と工藤新一(幼少期)の声が違う。

 

厳密にいうと少し違いますが、安田さんの演じ分けを見てふとこれを思い出しました。

又兵衛を捨て、家康として生きる覚悟を決めた時の表情は思わず感嘆の声が漏れました。

又兵衛のはずなのに又兵衛じゃない。

素晴らしい役者さんです。

 

 

 

織田信長(戸次重幸)

はい、今回のベストオブ男前ー。

えっ何か異論あります?ないですよね(圧力)

もう登場シーンでため息出ましたもん。 

ありゃかっこいいわ。シゲさんから残念とワガママとったら何が残るってんですか!(失礼)

副音声でもおっしゃっていましたが、終始シリアスな役です。お笑いシーンにも登場してますが、基本ツッコミ役です。一切ボケません。

あの切れ長の目を生かすアイメイクから煌びやかな衣装まで完璧です。

ああ最初の女の人侍らせてるシーン少し嫉妬しましたよ。お前誰だよって感じですが羨ましすぎてね…。

信長さんを見てて意外だったのが、完全な悪役じゃなかったところ。それはきっとリーダーの思いだったのかなーなんて思っちゃいます。

秀吉が言う通り信長は変人です。狂人と言ってもいいかもしれません。

最後の本能寺での迫力は凄まじかったです。

他の方のブログを拝見してて確かに!って思ったのは「信長は敵味方関係なく自分が認めた者は褒めてる」という点です。

それってある意味普通じゃない。憎しみより感激が来るっておかしいです。

でもそれが信長なんですよね。そのカリスマ性があるから天下統一を成し遂げられた。

そんな信長の狂気と愛情を、シゲさんは観客に伝わるように丁寧に表現してくれました。

 

 

明智光秀(大泉洋)

今までの大泉さんのビジュの中でダントツに好きです。どストライクです。

もともと長髪の人好きなんですよね。(すばるくんのパッチの頃のビジュ大好き芸人)

何しろ今までパーマしかお目にかからなかったのでギャップにやられました。

濃姫いいなぁ…。(さっきから女の人への嫉妬しかなくてごめんなさい)

ラストの大泉さんの斜めからのカットかっこよすぎませんか。あれはやばい。

OPの殺陣はそれぞれ個性が出てたと思うんですが、光秀のしなやかな動きに見惚れました。

どうしよう。光秀とマジで付き合いたい。

 

 

 

豊臣秀吉(音尾琢真)

くそっ!やられたわ!なんだお前ムカつく〜〜!!

もうほんと小賢しい猿ですよね。

信長にヘラヘラしてると思ったら最後に裏切るのかよお前!

でも秀吉を憎みきれないのがちらちらと純粋な心が垣間見えるところですよね。

全部が演技だったわけじゃない。床を綺麗にして褒められようとするところも、殿を命じられて涙するところもきっと本音。

特に絞り出すように「生きたい…」と漏らすところはグッときました。

武士として言ってはいけないことと分かっていても死にたくない、という葛藤がひしひしと伝わりました。

秀吉の嫌味ったらしいところで好きな場面は、光秀に食事を持って来るシーン。

 「〜のう!」って語尾を強めるとかもそうですが、「百姓へのねぎらいというものでございますよ」の声のトーンが好きですねぇ。

秀吉は武士の家の出じゃないんですよね。小さい頃から百姓の苦労を知ってるから出るセリフ。「お前は知らないだろうけどなぁ!」って心で思ってそう。きっと死んでも表には出さないだろうけど。

 秀吉ってそうなんですよね。絶対本音を出さない、けど滲み出てはいる。

それは設定として他の人物には気づかれないかもしれないけど、観客にははっきりと伝わってくる。

音尾さんの秀吉似合ってたなぁ。猿っていう通り身軽なんですよね。

OPのお尻ペンペンはマジで好き。

その後の跳躍力ですよね。キミは忍者かっていう。いつか忍者やってくれないかな。簡単にパフォーマンスできそう。

本能寺の時の黒幕としての登場はゾワっとしますね。

あの笑い声気持ち悪い!(褒めてます)

その後の転落っぷりが見事ですよね。 

信長の好感度グングン上がる一方、秀吉への好感度下がりすぎます。ざまあ。

あそこまで無様に取り乱せる音尾さんの演技力よ。

アイシャドウのおかげかそこまで目が離れて見えませんでしたし(そこ?)

 

 

みなさんメイクも濃いですけど、カツラや衣装で余計大変だったんじゃないかなあ。

その辺は副音声で充分すぎる位語ってくれてますね笑

副音声付きで見る人はお気をつけ下さい。副音声つきで見たあとに、あるシーンがまともに見れなくなります!

私はまともに見れなくなりました。あのシーン好きなのにどうしてくれるよ。

 

今回初めて5人のみではない舞台となったようですが、迫力はやはり段違いです。

アンサンブルの皆さんの動きが美しい。

もちろん殺陣のシーンもなんですが、女性の方の所作が美しい。

お着物きっと重いだろうにすごいなぁ…。

 

生で見てみたかったです。DVDで見ても圧倒されるんだから迫力凄いんだろうな。

DVDを見てからOPのリピが止まりません笑

あーかっこいい。

とりあえず「悪童」を観てくれ ( ネタバレあり)

はい、ではNACSにハマってしまった私から簡単にTEAM NACSと悪童の説明をします。

 

TEAM NACS(チーム・ナックス)は、日本の演劇ユニット。北海道ローカルのテレビ番組に多数出演する。

 

メンバーは5人、おなじみ大泉洋を始め、森崎博之安田顕、戸次重幸、音尾琢真です。

「今1番チケットの取れない劇団」として有名なようです。

 

『あらすじ』
舞台は取り壊しの決まった元レジャー施設「竜宮」。
そこに27年ぶりに集められた中学時代の部活仲間5人。

廃墟となった元街一番のレジャー施設「竜宮」に男が立てこもった。
男の名は「吉村」通称チャック。独身。実家食堂手伝い。
幼なじみということで説得の役を任されてしまった市役所職員「西崎」通称ニシくん。既婚。子供一人3歳。
占拠の理由は分からないまま中学時代の卓球部仲間の呼び出しが要求される。
そして集められたニシくんを入れた4人。
元部長、現在会社役員の「紺野」通称コンちゃん。既婚。子供中学生が2人。
元副部長、現在投資会社社長「巻」マキくん。バツイチ。
大きな賞を取り、画家として成功した「江口」通称エロッチ。独身。女子大生と交際中。
4人の呼びかけに姿を見せたチャックの要求は、「中学卒業したらみんなで竜宮で遊ぼう」という約束を守れ。と言う事だった・・・。
怒り、あきれ、困惑しながらも「僕はもう癌であとがない」というチャックの言葉にしぶしぶ遊びにつきあう事にした4人。
しかし各々が少しずつ昔を思い出すうち、話はどんどん違う方向へ・・・。

 

私はこのタイトルを見た時にとても暗い話でバッドエンドだと思いました。

だってねえ…悪童ですよ。

しかしそんなことはなかった!

笑いありシリアスありの舞台でした。

 

音尾さんの役人の役がまた似合うんですね笑

大泉さんはそのままだし、戸次さんはまさに「シゲ」って感じでした。

 

ここから少しだけそれぞれのメンバーについての感想を。

 

 

まずリーダー森崎さん。

驚いたのは中盤のシーンでした。

激昂するエロッチ(大泉さん)に「なんか生活に不満なんてあるのかよ!?」と詰め寄られ、ポツポツと語り始めます。

この時のリーダーの表情がね…もうやばい。

サラリーマンの哀愁が漂いまくってました。

繰り返しの日々を退屈に感じながらも抜け出せない葛藤と諦め。

時々強まる語気からより感じられました。

やっぱり役者だわ、リーダー。

 

 

 

次に安田さん。

当たり前だけどとてもかっこいい。

イケメンというよりは渋さの残るかっこいい男です。

プライドが高くイライラしている感じがよく伝わりました。

途中で鎌田暗殺しようと言い出した時は、序盤とのあまりの変わりようにびっくりしました。

安田さんは声がまっすぐ届きますね。

 

 

 

次に戸次さん。

全ての元凶となるチャックを演じます。

いやーこれ絶対当て書きしたろ!と思う1人目。

ハナタレナックスなどで見る自由奔放な戸次さんそのものです。

そのためか副音声の落ち着いた声を聞いて違和感を覚えてしまいました笑

にしても汗すごかったなぁ。ピンク色のTシャツがどんどん濃くなってく笑

今回、子供っぽい役というのもあり1番舞台上を動き回りますからね。

個人的にお話の中で唯一一貫してブレないキャラだと思います。

 

 

 

次に大泉さん。

絶対当て書きしたろ!その2。

がっつり演技を見たのはこれが初めてでした。

ふらふらしててつかみどころのないエロッチを演じます。

前半から一変、エアー殺人としてゴミをバットでぶっ叩くシーンはゾクっとしました。

大泉ならぬ黒泉さん素敵…

 

後半の自分のことをやけくそに語るシーンは、怖いというより哀しさを覚えました。

「あぁこの中には成功者なんていないんだ…」というある種の残念感のようなやりきれない思いになります。

 

 

 

最後に音尾さん。

私はこの悪童の中で彼の演技が一番だと思います。

というか、私はこれで音尾さんに堕ちました。

あまりにも普通に存在してて(周りの個性が強すぎるというのもあるけど)、どこにでもいそうな人。

でもその人が1番葛藤を抱え、苦しんでいた。

NACSが副音声で言っていたように、結論から言えばとん平の件は西くんの大きな勘違いなんです笑

もうものの見事に真実とは真反対。気持ちいいくらい。

しかし、その勘違いのシーンがあったからこそ、ラストの本音が泣けるんです。

今まで自己主張をせず、場を収めることに必死になってくれた西くん。本当に病気なのは自分だと打ち明ける時の諦め悟ったような様子。

他の4人(自分含め)を糾弾するシーンは、小さな頃からいい子だった子が爆発したようで魅入ってしまいました。

そんな西くんの絞り出すような嗚咽。涙。

これがグッと来ないわけないんです。

 

「死にたくない…」のひとことで彼がものすごく愛おしくなるんです。

それを引き出したのはずっとわだかまりを抱えてた仲間たち。

いやー素晴らしい。

彼の泣く演技は「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム」も最高なので見てね!

 

 

おっと、思った以上に音尾さんパートが長くなってしまった。

いやーまだまだあるんだけどね。量が増えちゃうのと、私の文章力の問題で割愛します。

 

 

とにかく言いたいのは悪童を見てくれ!ってこと。

もちろん生に勝るものはありませんが、DVDで見るのもなかなかいいです。

 

終わり!